旅メモ ~旅について思うがままに考える~

元鉄道マンの視点から、旅と交通について思うがままに考えたことを紹介します。

鉄道

夜行列車の考察 ~商品価値を重視した対北海道列車~ その2

「北斗星」よりさらに充実した商品価値を求めた「トワイライトエクスプレス」 その「北斗星」の成功からおよそ1年後。JR西日本は大阪-札幌間に新たな夜行列車の運行を始めた。「トワイライトエクスプレス」がそれである。いわゆる日本海縦貫線を走破し、青…

シリーズ「駅弁」の旅 浜松駅「浜名湖三ヶ日牛&遠州しらす弁当」

遠州は浜名湖の名産といえば、まず思い浮かべるのは「うなぎ」ではないでしょうか。 遠州灘に隣接する浜名湖は、よくある湖とは違い海水と淡水が交わる汽水湖なので、栄養も豊富でたくさんの魚や甲殻類といった魚介類が集まっています。スズキやカレイといっ…

シリーズ「駅弁」の旅 横浜駅「シウマイ弁当」

♪おいしいシウマイ~♪というテレビコマーシャルで知っている人も多いと思う、このシウマイ弁当。 実は、「駅弁」だということを知っている人は、意外に少ないのかも知れません。私も仕事の関係で、年に1回以上はこのシウマイ弁当を食べる機会がありますが、…

夜行列車の考察 ~商品価値を重視した対北海道列車~ その1

青函トンネル開通が夜行列車の大きな転機に 「商品としての価値」を失った対九州方面の夜行列車。 1970年代に設計・製造された老朽化が進行し、サービス水準も陳腐化していく車両で、高い運賃とあまりにも長い所要時間で、他の交通機関から利用者を奪われつ…

夜行列車の考察 ~なぜ、JRは積極策に出なかったのか~

一般に、利用者離れが始まると、利用者を取り戻そうと様々な「改善」を行うのがサービス業をだけではなく、鉄道会社などの運輸業でもすることだろう。会社は利潤を生み出すことで成り立っているから、収益が減ればそれに対して増収につながる方策をとるのが…

夜行列車の考察 ~“商品”としての価値~

二等寝台車は通勤電車の座席と同じ幅のベッド 夜行高速バスが隆盛の今日、長距離を夜間に移動をするという需要はあることが、前回の「京浜吉備ドリーム号」のレポートでもわかったと思う。 そこで、一つの疑問が生まれてくる。それは、なぜ夜行列車は衰退し…

新幹線のさらなる高速化とその必要性は?

先日、JR東日本から次期新幹線試験車両「ALFA-X」と名付けられたE956形の製作と、その試験内容などが発表された。 trafficnews.jp 技術は常に進化を続けている。鉄道もその点では同じだ。現在、東北新幹線で運転されているE5系やE6系は、2005年に製作・試験…

夜行列車の考察 ~夜行高速バスの旅を体験~

百聞は一見にしかず、百見は一労作にしかず 私が通っていた(正確には通信課程なので、受講していた)大学の正面入口に、こんんな言葉を掘った石碑がある。百聞するより一目見た方が分かる。百回見るよりも一度経験する方がもっと理解できる。 そういうこと…

夜行列車の考察 ~長距離夜行の需要はなくなったのか~

本当に需要はなくなったのか 1980年代までそれなりに旺盛な需要があった夜行列車も、1990年代に入ると利用者は激減していく。ついには、「北斗星」や「トワイライトエクスプレス」といった豪華な設備を誇る列車を除いて、ほぼ毎日のように空席が目立つように…

夜行列車の考察 ~国民の脚として走り抜けた列車の肖像~

戦前の夜行列車 夜行列車の登場は、意外にも早く第二次世界大戦前には既に運転されていた。 もちろん、東京から各地へ向かう長距離列車である。当時は蒸気機関車が列車の先頭に立っていたことと、建築技術が今ほど発達していなかったことなどもあり、速度も…

夜行列車の考察 ~素晴らしき時間と旅路のあと~

豪華クルーズトレイン真っ盛り 6月17日より、JR西日本が豪華クルーズトレイン「トワイライトエクスプレス瑞風」の運転が開始されると、ニュースや新聞紙上を賑わせている。 あの濃緑色の車体は、まさしくあの豪華寝台特急であった「トワイライトエクス…